ポインタ

目次

ポインタ型は,他の変数への参照を保持するデータ型です。

次のプログラムは,整数変数を指すポインタ p, q を用いた例です。

program sample(output);
var
  p, q : ^integer;
begin
  new(p);       { 動的に領域を確保 }
  q := p;       { p, q は同じ領域を指す }
  p^ := 5;
  writeln(p^);  { 5 }
  writeln(q^);  { 5 }
  dispose(p);   { 領域を解放 }
end.

ポインタ型は ^被指示型 と書きます (書き下した型定義は不可)。
例えば,整数変数を指すポインタの型は ^integer と書きます。

ポインタの指す変数にアクセスするには,ポインタ変数^ と書きます。

Pascal のポインタは,手続き new によって動的に (実行時に) 生成された変数のみを指示できます。

ポインタがどの変数も指していない状態は,定数 nil で表されます。

ptr := nil