Visual C# の使い方

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C# には Microsoft Visual Studio という強力な統合開発環境が提供されており,そのサブセット版である Visual C# Express が,Microsoft のサイトから無償でダウンロードできる。

Microsoft Visual Studio Express
http://www.microsoft.com/ja-jp/dev/express/default.aspx

プロジェクトの新規作成

Visual C# Express は,[スタート] - [すべてのプログラム] - [Microsoft Visual Studio 2010 Express] - [Microsoft Visual C# 2010 Express] から起動できる。

プロジェクトの新規作成-1
[ファイル] - [新しいプロジェクト] を選択する。

プロジェクトの新規作成-2
[Windows フォームアプリケーション] を選択し,プロジェクト名を入力する。
ここでは,プロジェクト名は「Project1」に統一して説明する。

プロジェクトの新規作成-3
図のような表示になっていれば,ここまで成功。
[ソリューションエクスプローラ] が表示されていない場合は,[表示] - [その他のウィンドウ] - [ソリューションエクスプローラ] から表示させておく。

プロジェクトの新規作成-4
ここではデザイナを利用した開発は行わないので,ファイル Form1.cs は 右クリック - [削除] で消す。

プロジェクトの新規作成-5
残った Program.cs のアイコンをダブルクリックすると,Program.cs の編集ウィンドウが開く。
ソースコードはこのファイルに記述していく。

C# のソースコードは,拡張子が .cs のテキストファイルに書く。
これは Visual Studio 以外の環境でも基本的に同じ。

ビルドと実行

Program.cs の中に次のソースコードを打ち込み,このプログラムをビルドしてみよう。

using System;
using System.Windows.Forms;

class Program
{
    [STAThread]
    static void Main()
    {
        Application.Run(new Form1());
    }
}

class Form1 : Form
{
    public Form1()
    {
    }
}

ビルドと実行-1
ビルド (コンパイル) は,[ビルド] - [ソリューションのビルド] から行う (*1)。

ビルドと実行-2
実行は,[デバッグ] - [デバッグなしで開始] から行う (*1)。

(*1) [ビルド] メニューや [デバッグなしで開始] 項目が存在しない場合は,[ツール] - [設定] で [上級者設定] を選択。

ビルドと実行-3
図のようなウィンドウが表示されれば成功。

プロジェクトのプロパティ

プロジェクトのプロパティ-1
プロジェクトのプロパティを編集するには,ソリューションエクスプローラの「Project1」を右クリックし,[プロパティ] を開く。

プロジェクトのプロパティ-2
[出力の種類] では,プログラムをどのような形式でビルドするのかを設定できる。

出力の種類説明
Windows アプリケーションプログラムを GUI アプリケーション (ウィンドウを表示するアプリケーション) としてビルドする。
コンソールアプリケーションプログラムをコンソールアプリケーション (コマンドプロンプト上で動くアプリケーション) としてビルドする。
クラスライブラリ実行形式でないプログラムとしてビルドする。
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