C# コンパイラ (csc.exe) の使い方
テキストエディタとコンパイラを使って C# のプログラムを開発する方法を紹介します。
この方法であれば,Visual Studio がない環境でも C# プログラムを開発できます。
インストール
コンパイラ csc.exe は .NET Framework に付随してインストールされます。
Windows Vista 以降の OS には .NET Framework が標準でインストールされています。
最新の .NET Framework は次のサイトからダウンロードできます。
- .NET Framework - MSDN
- http://msdn.microsoft.com/ja-jp/vstudio/aa496123.aspx
csc.exe は次のディレクトリに存在するので,環境変数の編集ダイアログを開いてパスを通してください。
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\<バージョン>
次のテキストをバッチファイル (例えば setenv.bat) として保存しておくと,簡単にパスを通せます。
@echo off
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v1.0.3705";%PATH%
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v1.1.4322";%PATH%
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727";%PATH%
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v3.0";%PATH%
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v3.5";%PATH%
PATH="%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319";%PATH%
cmd
使い方
コンパイル
ソースファイル Hoge.cs をコンパイルするには,コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
デフォルトでは,ソースファイルと同名の実行ファイルが出力されます。
> csc Hoge.cs
プログラムを Windows アプリケーションとしてコンパイルするには,オプション /target:winexe を指定します。
> csc /target:winexe Hoge.cs
ヘルプ
ヘルプを参照するには csc /help
を実行します。
> csc /help