1.3 簡単なウィンドウ

作例：簡単なウィンドウ

タイトルバーに「Hello」と表示するだけのウィンドウを作ってみましょう。

コード

using System.Windows.Forms;

class Program
{
    static void Main()
    {
        Form form = new Form();  // Form クラスのインスタンスを作成
        form.Text = "Hello";     // タイトルを設定
        Application.Run(form);   // form をメインウィンドウとして表示
    }
}

解説

ウィンドウを表現するためのクラスとして，Form クラス (System.Windows.Forms 名前空間) が用意されています。
ウィンドウ 1 つにつき，Form クラスのインスタンスを 1 つ用意します。
得体の知れない Form クラスですが，今の段階では得体の知れないままで構いません。

Form クラスの Text プロパティ (string 型) を編集すると，タイトルバーに表示する文字列を変えられます。

Application.Run メソッドは，プログラムのメインウィンドウを表示するメソッドです。
引数に Form クラスのインスタンスを渡します。

static void Run(
    Form mainForm
)

Form オブジェクトを生成する作業は，ウィンドウをメモリ上に用意する作業に相当します。
Application.Run メソッドは，メモリ上に用意したウィンドウを画面上に表示する役割を持ちます。